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珈琲G党のガナーズブログ

基本はアーセナルの試合や移籍ニュースについて語るブログです。たまにCLやラ・リーガ、プレミアの注目カードについて語ることもあります。サッカー変態です。

【マッチレビュー】アーセナル対エヴァートン 暫定監督たちのラストマッチ

 レオザフットボールライブPart2行きたいなと思ってけどバイトのシフト入ってたから断念した珈琲G党でーす。

 さて、今節はアーセナルはアルテタ、エヴァートンアンチェロッティの就任が決まり両者スタンドから見守る中暫定監督たちのラストマッチどんな試合になるのか・・・

・試合概要

アーセナル0-0エヴァートン(H)

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・得点

途中交代

アーセナル

66分ウィロックinスミスロウout 78分ラカゼットinオーバメヤンout

エヴァートン

11分トスンinイウォビout 72分マイケルキーンinデルフout 80分モイゼケーンinトスンout 

・崩せないブロックと解決策

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 エヴァートンは守備時4-4-2のブロックを築き対するアーセナルは最終ラインからなかなかボールを前に運べません。この時アーセナルのビルドアップの問題点は2つ。

・一つ飛ばしのパスが出せない

 こちらは文字通り、最終ラインが各駅停車のパスばかりで逆サイドまで来てもスライドが追い付いてしまうためボールが前に進みません。結果最終ラインではボールを持てても効果的な攻めが展開できずポゼッションだけが高まっていきました。

・配置の優位を作り出せない

4-4-2の形のままなため相手の4-4-2がどう守ればいいかが明確になっていました。

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 この試合のビルドアップスタートで効果的だったのがダビドルイスのドリブルでした。ダビドルイスが高い位置まで行くことで4-4-2のブロックにずれが生じ攻撃の起点になれました。

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 また、ジャカの前を向いた時のロングレンジのパスが今日は冴えていました。ですがジャカはプレス耐性が高い方ではありませんのでジャカがプレスを受けにくい形を作る必要があります。この時効果的なのはダウンスリーでしょう。今も偶発的なダウンスリーから前に運ぶことができていたこともあるのでこれを体系化できればエジルに頼らなくてもビルドアップができるでしょう。

・サカの左SB

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 ティアニー、コラシナツ両名の負傷離脱により前節の途中出場に続き左SBでの出場となったサカ。ですが今節のサカは期待感あるパフォーマンスでした。特に目を見張るのはこの二点。サカからマルティネッリへのスルーパスは良いものでしたし、さすがはサイドアタッカーと言える仕掛けは魅力です。守備面でもディーニュと並び両チームトップタイの3回のタックル成功数を記録しています(あわやイエロー3枚で退場になるところでしたが)。ただ、後ろのスペースのカバーなど足りない部分も多いので不安は残りますが3バックのWBや攻撃のオプションには面白いと思います。

・輝く両翼

 マルティネッリは今節も守備の切り替えと強度はチーム随一でしたし、前述のサカのスルーパスへの抜け出しなど動き出しの面でもよかったですし、後述のネルソン同様ドリブル突破もありました。

 ネルソンは両チームトップの5回のドリブル成功と6本のクロス数を記録し、脅威になりましたし、パスは来ませんでしたが良いオフザボールの動きもありました。

・アルテタの喝

https://twitter.com/ZRAFC/status/1208298154531139586?s=20

 試合前にこれ見たので今節はネガトラとか頑張ってる理由も明白でした。(笑)

たしかにロスト直後のプレスバックはよかったのですがそこで奪えずに低い位置でブロックを築いた時にはブロックを作る位置が低すぎる印象でした。そして、この試合でアルテタにアピールできた若手は

・マルティネッリ

鬼のようなプレスバックと落ちない運動量そして攻撃時のクオリティ

・ジャカ

ボール奪取9回はチームトップ、ロングパスも今日は冴えてた

・ネルソン

積極的なドリブル突破とクロス

あたりでしょうか。スミスロウは悪くはなかったのですが、アタッキングサードでもう少しリスクを負ったパスを出してもいいのではと感じたのと、相手が引いた際にブロックの内側で受ける意識が欲しいです。あと、受け所は良いのにとらっぷがみだれるシーンもありましたしそこですね。

・総括

 身も蓋もなく言うとあれですが塩試合でした。ですが、久しぶりの無失点と被シュート数一桁はポジティブです(エヴァートンにも問題山積みn...)ですが、ヤンガナはよく戦ったと思いますし、形さえ整えれば活きる選手も多いと思うのでペップの下で学んだアルテタの手腕に期待です。

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【マッチレビュー】アーセナル対マンチェスター・シティ 見えないトンネルの出口

.......はい、今日はシティ戦の分析をしていきます。え?元気が無い?あの試合見て元気はありませんよ。

・試合概要

(H)アーセナル0-3マンチェスター・シティ

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スターティングメンバー

・得点

2分0-1デブライネ

15分0-2スターリン

40分デブライネ

・途中交代

アーセナル

40分サカinコラシナツout 59分スミスロウinエジルout ウィロックinトレイラout

マンチェスター・シティ

56分ベルナルドシウバinフォーデンout 70分マフレズinギュンドアンout 85分ジンチェンコinメンディout

・前半

・プレスの甘いアーセナル

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 オーバメヤンが2CBのコースを切り同サイド圧縮して、エジルギュンドアンに付いて圧縮するも左SBのウォーカーにパスを出したところでぺぺのプレスが甘くてそこから展開されてプレスを剥がされてしまいましたね。ペペはほかのシーンでもかわされるのが嫌なのか寄せなさすぎるせいでコースを切れずプレスをはがされるシーンが多かったです。

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 1失点目なんか特にペペがフェルナンジーニョの持ち上がりに対して遅らせも奪おうともせず易々と自陣への侵入を許したとこからジェズスへのスルーパスからの折り返しをデブライネが上手く合わせて先制点。2失点目もリターンにデブライネが抜け出したシーン、人数いるにもかかわらずズルズル下がってしまいエリア内への侵入を許しマイナスの折り返しをスターリング。共通するのはトライアンドカバーができてないで人数もいるだけでズルズル下がるだけの無策な守備だという事です。

・前線と後ろで噛み合わない意図

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 アーセナルは守備時はエジルが前に出て4-4-2(エジルはロドリへのコースを切る役割が多いので4-4-1-1の場面も)の形になりオーバメヤンがCB間のコースを切ってプレスをかけるも後ろが全く連動せず、結果として2トップと4-4のブロックが間延びして、そこを使われて攻め込まれる形と、もしくは前述通りに加え空いてるギュンドアンにトレイラがプレスをかけるシーンもありましたがこうなるとグエンドゥジ周りががら空きになり結局中盤を自由に使われてしまいました。

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3点目

 シティの3点目はまさにそこを使われた感じでグエンドゥジがシンプルにデブライネにかわされたとこからのゴラッソでした。グエンドゥジが簡単にかわされ過ぎなのもありますが、もう少しスペースを狭くしたりできたと思います。

・作れない位置的優位

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 アーセナルのビルドアップは4-2-3-1の2CBと、ダブルボランチの四角形でしたが、シティは守備時はデブライネが1列上げてフォーデン、スターリングがサイドの守備をしロドリ、ギュンドアンがダブルボランチの4-4-2でアーセナルのビルドアップは完全にはめられた形になってました。グエンドゥジはパス出し能力高いからその状況でも繋げましたが、かなり苦しいビルドアップでした。

 エジルが降りてくるとビルドアップが上手くいくカラクリはシンプルです。位置的優位が作り出せない中エジルが降りてくることによって数的優位を作り出し、ボールを前に運ぶことができます。ですがこれでは前線に人がいなくなってしまうため解決にはなりません。こういった時に配置を変えることで相手のブロックのズレを生み出したいところです。

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クロースロール

 一つの提案ですがグエンドゥジが上がったSBの後ろに落ちてそこからパスを展開する役割(通称・クロースロール)を使ったりあとはトレイラがアンカー落ちのような形でダウンスリーの形を取ったりできると思います。

・後半

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エジル...キレた

  59分のエジルの交代時歩いてピッチから出てそのあと手袋を蹴り上げます。この際ジャカの時ほどではありませんがブーイングも聞こえていました。これはプレー面より負けている場面で歩いてピッチから出たことに対してが主なブーイングの理由でしょう。この写真の後メルテザッカーに何か言われて諫められていたような感じなのであまり大事にはならないでしょう。ですが、監督の目の前でこれができてしまうのは監督が信頼されているのか等疑問がわきます(エジルの気性によるところが大きいでしょうが・・・)。それよりもあの場面でスミスロウを投入することに首をかしげますし実際オーバメヤンエジル交代時に首をかしげてました。おそらく「エジル下げてこうげきどうするの?」ってところでしょう。あの采配には勝つ気があるのか少し気になりました。

・総評

 今のアーセナルに足りないものはいろいろありますが、特に致命的に足りないのは

自信と闘う気持ちでしょう。自信が欠如しているから迷いが生じ、本来のクオリティは到底出せませんし、試合を観てて闘える選手だと感じるのはトレイラ、マルティネッリ、レノだけです。特にトレイラとマルティネッリだけが中盤でのプレスバックや奪いに行く守備でガツガツ行くことができてました。他の選手は人数いてもズルズル下がるだけで、これでは新しい監督を招聘して守備戦術を仕込んだところでどうにもなりません。シティもリヴァプールも決してただ気合いや根性でプレスをかけているのではありません。彼らは理にかなった気迫の出し方をし、そして勝者たり得るのです。ですから気迫も何もない状態では何も得られませんし誰を監督に据えても同じです。

 もしアルテタが新監督に就任したらチームが同じ方向を向き一つになり闘えるチームになることを期待しています。

・最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。是非良ければ拡散、ブックマークをしていてだけるとモチベーションにもつながりますしとてもありがたいです。

#アーセナル #COYG #マンチェスター・シティ

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【マッチレビュー】アーセナル対ウェストハム いつも通りの前半...から息を吹き返した後半へ

 皆さんおはこんばん。久しぶりの勝利!前半はコメントに困る試合でしたが、後半は上々の出来でしたね!マルティネッリの攻守での奔走ぶりと勝負強さ、ペペのドリブルとシュートは今後への期待感を匂わせますし、エジルの裏へのスルーパスも増えてきてる気がします。それでは分析行ってみましょう。

・試合概要

アーセナル3-1ウェストハム(H)

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・得点

38分0-1オグボンナ

60分マルティネッリ1-1

66分ぺぺ2-1

69分オーバメヤン3-1

・途中交代

アーセナル:29分コラシナツinティア二ーout 86分グエンドゥジinジャカout 88分ネルソンinぺぺout

ウェストハム:51分マスアクinクレスウェルout 70分ハーラーinアンデルソンout 78分ホランドinスノッドグラスout

・前半

・前に運べないビルドアップf:id:coffee20001113:20191210224911j:plain

 ウェストハムは守備時は4-4-2のブロックを築き守備をしていました。そして、この時に2トップはCBに直接プレスをかけに行かずダブルボランチへのパスコースを消すように立っていました。結果として両CBは持たされる形になりました。そしてポゼッションはウェストハムを大きく上回っていましたが、前半途中での最も多いパス交換がソクラティス-チェンバース間だったことからわかるように効果的なポゼッションではありませんでした。特にソクラティスはビルドアップを苦手としており中々前線に運べてませんでした。チェンバースは持ち上がってパスを散らそうとしていましたが物足りなさが残る結果となりました。こういう時ダビドルイスがいれば持たされた状況でも慌てずに相手をつり出してから効果的なパスを出せますし、ショートパスだけでなく裏を狙うロングフィード1本でチャンスを作ることも可能です。

・嫌な位置でのボールロスト

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 ペペのほかにも似たようなボールロストはありましたがここではぺぺのボールロスト
を挙げます。バイタルエリア手前でのボールロストが目立ち、さらにそのあとのネガティブトランジションの遅さがアーセナルの守備の脆さの一端とも言えます(ネガティブトランジションとは攻→守の切り替え)。奪われた直後もですが(1人を除いて)誰もカウンターを遅らせる守備もせずズルズルと下がっていくシーンが目立ちました。その結果シュートまで持ち込まれてしまいそしてCKから失点してしまいます。バルセロナマンチェスター・シティのポゼッションを支える即時奪回のハイプレスであるようにポゼッションにおいてネガトラ時の強度は重要な要素と言えます。

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マルティネッリのネガティブトランジション

 そしてチーム全体の守備が緩い中気を吐いていたのが今日の主役ともいえるマルティネッリです。ボールロスト時にはスプリントを駆けただ戻るだけでなく体も当てながらカウンターを遅らせる守備を献身的にこなし、時には自陣深くまで戻って守備をするシーンもありました。守備に奔走しつつも90分通じて裏への意識もありスプリントを駆け奔走していました。結果スプリント数は両チーム通じて圧倒的トップの20回を記録しました。2位のフレデリックスが11回だったことを考えると驚異的な数字と言えます。

 

・後半

・狂ったウェストハムの守備

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間延びしたウェストハムのブロック

 後半に入りダブルボランチへの縦パスが入るようになりそこからチャンスが増えていきます。後半に入りツートップは前半はダブルボランチへのパスコースを切ることに集中していましたが後半に入り前目にプレスをかけるようになっていました。それに対し後方のブロックは下がり目になっていた印象です。その結果ダブルボランチ周辺にスペースが生まれ前を向けるようになりました。その結果トレイラが起点になり同点弾が生まれました。

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マルティネッリ 同点弾

 60分にトレイラ→コラシナツ→マルティネッリとつながって生まれた同点弾。マークを引っ張りラインを引き下げたオーバメヤン、そうして空いたマイナス気味のスペースに走り込みワンタッチでコラシナツからのグラウンダーのクロスを沈め同点としたマルティネッリの冷静さとゴールの嗅覚はさすがです。ですが、起点となったトレイラがこの一で受け前を向けたのはここにスペースが生まれたのが大きいでしょう。

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 そしてその直後66分にサイドで受けたエジルが起点になりオーバメヤン→ペペと渡りペペのカットインからの左足でのシュートで勝ち越しに成功しました。このエジルがボールを受けた場所に注目です。後半に入りツートップと後方のブロックが間延びした話はしましたが、それともう一つ生まれた穴があります。それは疲労からか戻りが遅くなったサイドハーフとダブルボランチの間のスペースです。ここは同点弾の起点になったトレイラも近しい位置で受けていました。69分のオーバメヤンのゴールはライン間で受けたエジルからオーバメヤンのヒールでペペに渡り、ペペのラストパスをオーバメヤンがボレーで沈めて点差を広げました。

・最後に

 前半は攻撃を構築できずにロストしカウンターを浴びるといういつも通りの試合でしたが後半に入り相手の守備陣の間延びにより高い位置にボールを運べるようになりそこからは同点→勝ち越し→ダメ押しとわずか10分足らずでゴールショーを披露しました。相手の陣形の乱れに上手く付け込めたと思います。次節はシティとの大一番ですが、その前に勢いに乗れたのは大きいですね。対シティの戦い方の提案は後日やりたいと思います。

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【マッチレビュー】アーセナル対ブライトン アーセナルの明日はリヴァプールかACミランか

 寝坊に寝落ちで更新遅れてすいません!!!

という訳でアーセナル対ブライトンの分析やっていきましょう。

・試合概要

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・得点

アーセナル1-2ブライトン

36分 0-1ウェブスター

50分ラカゼット1-1

80分1-2モペイ

・途中交代

アーセナル45分ぺぺinウィロックout 72分ティアニーinコラシナツout 77分マルティネッリinラカゼットout

ブライトン76分モントーヤinコノリーout 80分トロサールinグロスout 88分ダフィinアルゼートout

・前半

アーセナルの守備

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 ウィロックがトップ下に入ることで4バックに対して数的同数でプレスをかけ追い詰めるシーンもありましたが長いボールでかわされるシーンが大半でした。ですが前節に引き続きエメリ政権下と比べて守備の改善は見られました(が、ネガトラやカウンターへの対処が未だにボロボロなんですが)特に深刻なのが最終ラインでしょう。ベジェリン以外の今節のスタメンは足が速い部類ではありません。そのせいもあって前線は前からプレスをかける方が適しているのに後方はアグレッシブに仕掛けることを不得手でカウンターへの守備含め攻め込まれた際ズルズル下がってしまい結果として被シュート数も前々節までに逆戻りし、レノが孤軍奮戦する状態になってしまいました。そして押し込まれた際数的優位を作れず、結果後半の2失点目のようになってしまいます。

・狙われたアーセナルのビルドアップ

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 今節は前節のムスタフィがベンチ外となりソクラティスが3戦ぶりのスタメンとなりました。ムスタフィはビルドアップのみが取り柄でしたが、ソクラティスはビルドアップをかなり苦手とし、そしてそこを狙われプレスをかけられます。さらにソクラティスがダビドルイスに近づいてしまい結果としてダビドルイスも併せてプレスをかけられ、ピンチになりかけてしまいます。

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 その際アップスリーのような形で前に蹴りだしプレスを回避してましたが、レノはテアシュテーゲンやノイアーほどビルドアップが得意ではなく前に蹴りだすのが関の山です。こういった時にダウンスリーやクロースロールを用いてショートパスでプレスをかわすことができればベストでしたがそこまでうまくはいきませんでした。

アーセナルのビルドアップ

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 サイドでのビルドアップはレイオフのような形でサイドから高い位置まで運ぶことはできていましたが、そこで詰まってしまったりまた、右サイドではそこからオーバメヤンシザースからクロスを上げるシーンが目立ちました(オーバメヤンのこのプレイが日に日に上手くなってる気がしますが、オーバメヤンにはエリア内で仕事をしてほしいんですがね)。中央から崩すパターンがないのが課題ですね。ウィロックが入った事で前からの守備はよくなったのですが攻撃時にエジルが中央で自由に動き回ってないとアイディアが枯渇してるように感じました。また、ウィロックは中盤でのロストが多いのも難点でした。

 ですが、この試合の布陣のトレイラとジャカのダブルボランチは良かったですね。これまではジャカはグエンドゥジやウィロックとのダブルボランチだったり3センターのアンカーといったサポートする側でジャカの良さが出ていませんでした。しかしこの試合ではトレイラが守備的なタスクをこなし、ジャカがボールを散らしていました。ジャカも良さを発揮できる起用方法なら活きる場所があることは証明されました。ですがスプリントの枯渇から被カウンターの際にはスペースを埋められずにピンチになることもありますが・・・

・後半

・ぺぺ投入

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 ウィロックに代わりペペが入りエジルがトップ下に入った事で前への推進力と攻撃の連動、スピーディさも増し前半に比べて改善が見られました。そして、チャンスも増え、CKやFKのチャンスも増えました。そして、50分のエジルのCKをラカゼットがヘディングで決め同点とし、62分のエジルのFKからダビドルイスが流し込み同点・・・と思われましたがオフサイドでゴールは取り消されました。

 他にも大外のレーンをSBが駆け上がりクロスを入れ、惜しいシーンもありましたし、カウンターの際ペペが持ち上がり、オーバメヤンが中央を駆け上がりシュートまで持ち込むシーンもありました。後半に入り配置を変えたことで各々が活きる場所で動くことができました。

・消えない課題

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 このシーンもですが、ズルズル下がってしまいエリア内まで持ち込まれサイドに流し、クロスを上げられたところからピンチになり、レノのナイスセーブで間一髪でした。このシーンもエリア内への侵入を許す前にジャカかコラシナツのどちらかが仕掛けもう一方がカバーするべきでした。また、そのあとも大外を駆け上がってきたアルゼートへの対応も甘くなり、ピンチにつながってしまいました。

 失点シーンはベジェリンと対峙したシーンはムーイが1枚上手でしたのでいうことはありません。まあ、某代表監督の〇保監督は「1対1でもっと強くいかなければいけなかった」とか言うんでしょうね。

 ですが、その前とろさーるが粘ってるところでペペともう一人でムーイへのパスコースを切りながら挟み込むようにしファール覚悟で止めるべきでした。

・最後に

 今のアーセナルは自信が欠如しているのかアタッキングサードでリスクが負えていないのと自陣に持ち込まれた際にも積極的にいけずズルズル下がっていってしまい、失点するというのが目立つ感じです。シティ戦の前に勝ち点3を獲得して勢いをつけていきたいところです。

#COYG #アーセナル

【マッチレビュー】アーセナル対ノリッジ ユングベリ初陣 良くも悪くもアーセナルらしさが見えた試合

 ノリッジなのかノーウィッチなのかどっちなんだろうと思う今日この頃、G党珈琲ですおはこんばんにちは。

 ユングベリ暫定監督の初陣、久しぶりに試合前からワクワクしてました。

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・総評

 スタメンで目新しかったのはCBに、ムスタフィと右のIHにウィロックですね。特にムスタフィは夏に退団が濃厚視されましたが、残留しここまではカップ戦要員でした。

 この試合のアーセナルは基本布陣4-3-1-2ですが、前からのプレスをはめてロングボールを蹴らせるという事が結構はまってました。前からのプレスがはまる気配のなかったエメリとはここから異なります。そして、前から奪えない時は4-5-1(4-1-4-1)で右サイドはオーバメヤン、左サイドはエジルが守る形で、こちらもよく守れてました。ですが、カウンターへの対処で後手に回りカウンターの度にシュートまで持ってかれてしまいました。

 攻撃に関してもアタッキングサードまでのビルドアップもスムーズでしたし、ここも数日でよく改善してきたなと言うのが率直な感想です。ただ、そこからの崩しが物足りなかったり、縦パスを通すべきとこで通さなかったりエジルが貰いに来たとこで出さないのに、無理なパスを通そうとしてロストしたりという所が課題です。

・前半

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 エメリ政権下との違いはさっそく見て取れました。ただ漫然とプレスをかけるのではなくサイドに追い詰めてロングボールを蹴らせて回収するという狙いがわかる良いプレスのかけ方でした。

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 そして、前から奪えない時は自陣に引いて守ることも出来ました。図のように4-5-1でブロックを築いて守れていました。エジルオーバメヤンがサイドの守備をしラカゼットが前からコースを限定する寄せ方をし、後方の守備を助けていました。このように守備時は守れていたのですが、課題はネガティブトランジションの場面です。

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 ノリッジの先制点につながるウィロックのロストのシーンですが、ウィロックのニアゾーンランは良い動きでしたが、そのあと不用意にロストし、そのあとリカバリーに走ることもなくエルナンデスにカウンターのスタートを許してしまいます。そしてそこからエリア内に侵入を許すまでカウンターを遅らせる守備をすることなく相手を進ませてしまいます。このネガトラの緩さは悪い意味でのアーセナルらしさとも言えます。せめてトレイラがいれば中盤でガツンと当たってカウンターを遅らせられたかもしれません。

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 そして、プッキがエリア内まで持ち込みシュートを放ち、ムスタフィのディフレクションを経てゴールになりました。この場面ダビドルイスとムスタフィがそろってズルズル下がってしまいシュートまで許してしまっていますが、どちらかが詰めてどちらかがカバーをするといった補完性が欲しいところです。

 攻撃面ではここ数試合と比べてアタッキングサードまでのビルドアップがなかなかにスムーズでワンタッチツータッチでの小気味の良いパス回しはアーセナルらしさが出ていたと言えます。

 前半終了間際の2失点目もノリッジの先制点と同じようにカウンターを浴びたところからマイナスの折り返しをカントウェルが決めたゴールですが、エリア内にアーセナルの選手は4人、5人いましたが後ろから走りこんでくるカントウェルにはジャカが追走していましたが走り負けフリーでカントウェルにシュートを打たせてしまいました。

・後半

 後半はエジルのCKからこぼれたボールをオーバメヤンが決めて同点にしました。その直後後方でのロストからピンチを招きますがレノのナイスセーブに救われ、その後にもカウンターからプッキのシュート、これもレノのファインセーブに窮地を救われます。

 そして、89分にまたしてもピンチがやってきます。アーロンズがエリア内まで持ち込みシュートを放ちます。しかしここでこの日途中出場のトレイラが飛び込んでシュートブロック、ディフレクションしますがレノがはじき出します。試合を通じていまのアーセナルに足りない気迫のようなものをトレイラは持っています。

攻撃面ではエジルのフリックなど惜しいシーンもありましたが勝ち越しならず。

・まとめ

 後半のピンチも前半同様にネガトラの遅さからカウンターでシュートまで持ってかれるシーンがかなり目立ちました。この試合であブロックを築く守備や前からのプレスといった守備と、後方からアタッキングサードまでのビルドアップのスムーズさは明らかに改善が見られました。その一方ピンチの大半を占めるカウンターへの対処とネガティブトランジションは改善が必要です。ウィロックが怠ったようなロストしたとこからのリカバリーもそうですし、そこから被シュートまで誰もしなかった”遅らせる守備”これらを仕込める監督を次の正式指揮官には求めたいです。

 12月の過密日程の中にはシティ戦とチェルシー戦があります。CL出場権を目指すのならばこの直接対決で勝ち点3をそれぞれから勝ち取らねばかなり絶望的な状況になってしまいます。

 気を吐いた2ゴールのオーバメヤン、幾重ものシュートを防ぎ、セーブ数ランキングトップのレノ、両チーム最多のチャンスメイク数”4”を記録し、アーセナルの攻撃を担うエジル、彼らのコンディションが保つうちにチームとして上昇気流に乗ってほしいものです。

・最後に

 良ければ拡散、購読をしてくれるとめっちゃうれしいです!

アーセナル #COYG

【雑記】EmeryOut 今シーズンのここまでの振り返りと後任候補

 今回はエメリが解任されたのでエメリ解任の理由と今シーズンの振り返りをしていきたいと思います。

 エメリついに解任

 グーナーの皆さんはやっとかという心境でしょう。

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アーセナルの救世主は鎌田大地!?

 ELグループステージ第5節フランクフルト戦で1-2での逆転負けを喫した後アーセナルはエメリの解任に踏み切りました。正直これでも遅いくらいですが引導を渡してくれた鎌田には感謝ですね。

 ではなぜこうなってしまったのかの分析をしてみましょう。

・監督として戦術の限界

 今シーズンの被シュート数からわかるように守備陣がひたすら振り回されるだけで前からプレスをはめる形も、アトレティコのような堅牢なブロックも持たずヴェンゲル時代から改善する気配のない守備陣。そしてヴェンゲル政権下で培ったアーセナルらしい美しいパスサッカーも失われただ縦に早くして最後はFW頼みの単調な攻撃に終始してしまう始末。

 そして、相手の長所をつぶすこと、自分の哲学で勝つことに固執しすぎて自分たちの長所やアイデンティティを失い所属選手の長所より短所が目立つ配置になっていることもです。ペップやクロップは自分の哲学に基づきチームを作るうえでいる選手などに合わせて自分の戦術をアップデートしていますがエメリはそれが上手くいかなかったがゆえにバレンシアやセビージャでは成功したが、PSGや今回のアーセナルで上手くいかなかった理由です。

・求心力の低下、選手と信頼関係を築けず

 エジルの冷遇やジャカへの評価など、エメリは発言を二転三転させてきました。

 特にジャカのクリスタル・パレス戦での振る舞いが批判された際にはそれまでは重用してきたにもかかわらず擁護することをしなかった。その結果、ジャカは1月のマーケットでの退団が取沙汰され、エメリもそれを否定しなかった。さらにトレイラも移籍希望を示唆し、チーム内外に不穏な雰囲気が漂うことに。

 そして、エメリが信頼されていないであろう現れはサウサンプトン戦の後半ATのラカゼットの同点弾後の反応から明らかでした。

 

エメリアーセナルの19/20シーズン振り返り

・開幕前

 夏の移籍市場では二コラペペをクラブレコードの8000万€で、ティアニーを2500万€で獲得しセバージョスをR・マドリードから1年間のレンタル移籍で獲得するなど概ね成功を収めました。

 しかし、エジルとコラシナツが強盗に襲われ(コラシナツの活躍により強盗は撃退)、ラカゼットが開幕前に負傷するなどアクシデントに見舞われてしまいます。

・開幕節~第4節

 アクシデントに見舞われるも開幕2連勝を飾り、リヴァプールとの大一番に臨みます。

 

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  リヴァプール戦は大敗を喫してしまいますがスパーズとのノースロンドンダービーはドローでこの時点では良い位置につけていました。

・第5節~第8節

 ワトフォード戦やマンチェスター・U戦と勝ちきれない試合もありましたがまだEmeryOutの声も大きくなく内容こそ下降気味でエジル待望論が叫ばれていた程度でしたがここまでの敗戦はリヴァプール戦のみでした。

・第9節~

 

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 しかし、この9節~13節は2敗3分と苦しくなり、ピッチ内外から雑音も目立つようになってきます。シェフィールド、レスターには完敗、ウルブズ戦は勝てたはずの試合でしたがエメリの謎采配で勝ち点2を取りこぼして現在はレスターやウルブズ、シェフィールドに後塵を拝し8位という状況で、ELグループステージ5節でフランクフルトに敗戦後エメリ解任を決断。

・この順位に踏みとどまれてる立役者

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  レノ

欧州ワーストクラスの被シュートの防ぎまくる最後の砦。

 

  オーバメヤン

アーセナルのトップスコアラー、戦術皆無の中ゴールを決めチームを救う。

・CL出場権とは程遠い位置になってしまった戦犯

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  ウナイ・エメリ

無策で挑み、攻守にわたって無策で格下相手にも圧倒どころかこっちが常に劣勢に回ってしまい、勝ちきれない試合が多数。自分の戦術で勝とうとするあまり選手の長所を潰してしまう。試合の度に#EmeryOut が世界でトレンド入りするのはもはや恒例行事。 

・エメリの被害者の会

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  トレイラ

ボール奪取に長け、闘争心溢れるフレキシブルハンター。アンカーやボランチでこそ活きるのにIH起用。

  エジル

序盤戦不当な冷遇。出場するとすぐ己の価値を証明。エジル抜きでは後方からのビルドアップも円滑に回らず、アタッキングサードでのアイディア不足、サイドでの数的不利と攻撃面では欠かせない存在のはずです。

  ジャカ

いつまでも自分の適正でないアンカーで頑なに起用し続けられ、パレス戦で批判されると一転エメリも擁護せずスケープゴートにされてしまう。

 

これから

 後任が正式に決まるまではユングベリが暫定監督として指揮を執るようです。ユングベリがペップ側かスールシャール側かは未知数ですが少なくともエメリ体制よりは期待できるでしょう。それからトレイラの起用法やエジルの起用法も改善してくれるでしょう。

 そして、正式な後任候補ですが、筆頭候補とみられていたアッレグリからは断られてしまったようです。そんな中筆頭候補とみられるのが現ウルブズ監督のヌーノ・サントです。ですが、シーズン途中での引き抜きとなると困難でしょうし、違約金が発生するのは間違いありません。そうなると表向きはフロントが「エメリを信頼している」と言って続投させていたが実は違約金を払いたくないまたは払えないから解任できなかったのだとしたらこの引き抜きは困難でしょう。

 金銭面などを抜きにして実現可能といえるのはアーセナルのOBで今はペップの下でアシスタントコーチの職に就いているミケル・アルテタでしょう。シティ側はアルテタのアーセナル復帰を止めるつもりは無い様です。ですが、個人的にはアルテタにはほかのチームでトップチームの監督を経験してシーズンの頭から万全を期してアーセナルを率いてもらいたいです。火の中に飛び込むような現状がトップチームの監督初経験となればアーセナルのレジェンドでモナコ前監督(現モントリオール・インパクト監督)のティエリ・アンリの二の舞になってしまう可能性もあります。

 他に現在浮上しているのはナポリが内紛状態でリーグ戦で調子が上がらず去就不透明のアンチェロッティや、スパーズを解任されたばかりのポチェッティーノは噂が上がってますし、個人的にはアッレグリが呼べないならポチェがいいです。

 

最後に

 エメリ解任のニュースが出てから急いで書き上げたらこの時間になってしまいました。かなり難易度は高いですが、ここからCL出場権確保を期待しましょう。

 では、購読、拡散をしてくれるとうれしいです!

【マッチレビュー】アーセナル対サウサンプトン 辛うじて屈辱の敗戦は免れるも改善の兆しの見えない無策ぶり

 代表ウィークでも代表ウィーク明けても関与句の采配に失望しなきゃいけない日本人グーナーの皆さんおはこんばんおはこんばん!

 スパーズ戦、アーセナル戦、シティ戦と立て続けに見てたら2試合目だけく〇試合でしたw(シティ戦の途中から記憶がない・・・)

 というわけで今日はサウサンプトン戦のマッチレビューと改善案の二本立てです。

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スタメン

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試合結果【画像:Goal】
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試合経過【写真:Goal】

・総評

 今日のアーセナルは前節に引き続きエジルトップ下の3-4-1-2で入りました。セインツが4-4-2を敷いてきたこともあり守り方も2CBに2トップがプレスをかけエジルが中盤へのパスコースを抑える形でした。全くプレスははまらないんですけどね。2トップ+エジルに状況に応じてトレイラかグエンドゥジが寄せていきサイドに流れたらWBが寄せる形でした。でも守備時はあくまで5バックのような感じでした。

 ビルドアップは左右のCBが持ち上がったりダビドルイスのロングフィードは良いんですけど、各駅停車のパスでサイドに流れてプレスはめられる形が問題なのとWBの突破の際のサポートの少なさも気になりますね。前向きにワンツーなどできる距離に見方がいなくWB→サイドに流れた2トップの一角で縦に繋いで結局そこで奪われたり問題が多いです。

 そして守備が緩くまた、後方でのロストも多くそのため毎試合のように繰り返される被シュート数20超えです。

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パス本数【画像:Goal】

 そしてこのパス本数からわかるようにパス回しが前に進まず戦術的にアタッキングサードに侵入できないのも問題です。

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エジルの重要性【画像:Goal】

 そしてそんな中エジルは両チームトップのチャンスメイク数と同最多タイのクロス数を誇り、攻撃におけるエジルの重要性を物語っています。今季ここまでは消える試合というのはありませんし12月に続くビックマッチでも気を吐いてくれるでしょう。

・前半

前半は開始早々クイックリスタートから失点しまいます。レドモンドが倒されたとこからバートランドがクイックリスタート、イングスがエリア内に持ち込みシュートを決め先制。オフサイドにも見えましたがソクラティスが残っていました。ですがこれはまあ仕方ないです。

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サウサンプトンの先制シーン

 それよりもその前のアームストロングのファーストシーンのような低い位置でのロストからのピンチが散見された方が引っかかります。ビルドアップで上手く高い位置まで運べずロストするのもですし、高い位置まで運べないためエジルやラカゼットも低い位置でのビルドアップにも参加、それにより尻重になり攻撃の迫力も半減してしまいます。

 それからWBの突破が止められ、手詰まりになった際2トップの同サイドが流れてきてパスを受けかわすこともありましたがそうなった時に中に入っていく選手がいないのも問題ですしトレイラはそういう攻撃的な役割は得意ではありません。それと、人を動かして位置的優位を作るということもしません。ですから、ボランチエジルがサイドに流れて数的優位を作る必要があります。それができたのが同点弾のシーンです。

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アーセナルの同点シーン

 このシーンはグエンドゥジの縦パスをオーバメヤンがフリックしそれを受けたエジルがティアニーにパス、ティアニーがエリア内マイナス気味でフリーだったオーバメヤンにクロスを上げ、オーバメヤンがシュートこれはDFに当たるもこぼれ球をラカゼットが広い反転シュートし同点。このシーンはオーバメヤンがフリック後エリア内で良い位置取りだった事とエジルがここで受けたことでティアニーが1対2を強いられなかったことが大きいです。他にもエジルバイタルエリアで受けドリブルしティアニーに流したシーンなど、エジルがサイドに流れてサポートしたりエジルのスルーパスにWBが抜け出し折り返しをエリア内で2トップが受ける形は今のアーセナルの攻撃でラカゼットやオーバメヤンの理不尽ゴールでない再現性のあるゴールだと思います。

・後半

後半はペペを投入し4-2-3-1にシステム変更、これにより5レーンを上手く仕え、なおかつ攻撃がスピーディになりました。

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 図のように5レーン理論のハーフスペースにWGが侵入し大外のレーンをSBが上がりエジルがさまざまな局面に顔を出しビルドアップに関与する形が作れていました。それからグエンドゥジが上がったティアニーの裏に落ちて(クロースロール)パスを散らしたり適材適所になりました。

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 後半最初のチャンスもエジルのスルーパスを大外駆け上がったティアニーが受けクロスを上げ、ファーサイドのペペがポスト直撃のボレーシュートでした。このシーンは中央のエジルから大外を使い、最後はエリア内に3人入ってきてました。

 しかし、ティアニーがPK献上してしまい、PKはレノが止めましたが、こぼれ球を押し込まれ勝ち越しを許します。その後ウィロックとマルティネッリを投入し3-2-3-2(3-2-1-4)のような形で攻め立て後半ATにマルティネッリのクロスをラカゼットが決めかろうじてドロー

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・改善布陣案

1:攻撃時3-4-1-2守備時4-4-2案

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 アーセナルサウサンプトン戦の前にモウリーニョの初陣のスパーズ対ウエストハムを見ていたらスパーズが4-4-2と3-4-3の可変を使ってましたがアーセナルで3-4-3をやるとアンバランスになるので攻撃時はペペが高い位置をとり、サイドから仕掛け、中盤でエジルが攻撃のタクトを振るいティアニーが大外からクロスを上げエリア内でツートップが仕事をする形です。

2:攻撃時4-2-3-1守備時4-4-2案

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 これはこの試合で後半頭からやっていた形です。攻撃は後半になって改善していたのでそのまま採用し、守備時はエジルが中盤へのパスコースを消しながら寄せても4-4-2(4-4-1-1)で今のアーセナルは同サイド圧縮はシティやリヴァプールのように早くないので、それならシンプルにはめた方がいいと思ったからです。

・最後に

 いつになったらフロントはエメリの限界に気づくのでしょうか。スパーズが勝ち、勝ち点差を詰められてしまい、もしマンチェスター・Uとシェフィールド・Uが勝利すれば、順位は更に落ちてしまいます。12月は上位対決が控えておりこのままいけばいくらエジルら攻撃陣が気を吐いてもサンドバックになる可能性が高いですし、せめて11月中にはエメリを解任してほしいところです。

 今日はここまで、ではまたノーウィッチ戦後に。そして、良いなと思ったら拡散、購読登録並びに @coffee20001113 (Twitterアカウント)のフォローお願いします。

 

#EmeryOut #Arsenal #アーセナル #プレミアリーグ  #サッカー